




加水により、いろんな表情が出る中華麺用粉。
粉の風味を感じつつも、「もちもち」「しこしこ」として、今流行りの「清湯スープ」や、昔ながらの「中華そば」のスープ等にもすごく合う。
食べ進めても「茹で伸び」が無く、最後まで「粘り」があり、すすって楽しい中華用粉。
つけ麺にすると、さらに中華麺用粉の特徴がわかりやすい。スープに付けずに麺だけで食べると、麺の「甘み」「香り」が強く感じられる。
普通の麺と食べ比べると、歯で嚙んだ時に「押し戻される」ような「強い弾力」がある。
つけ麺は「のどごし」が非常に大事。天壇麺は「すすりが気持ちよく」非常につけ麺に適している。麺(当社一般中華麺用粉の麺と天壇麺)を比較すると色が「鮮やか」で、より白くて綺麗な麺。表面もつるつるしており、見た目からも食欲をそそる。


店舗情報

- 株式会社 せたが屋 本店(駒沢店)
- 〒154-0003
- 東京都世田谷区野沢2-1-2
- TEL:03-3418-6938
- HP :https://www.setaga-ya.com/





左:大島 右:宮内社長
※大島が2022年6月29日付けで顧問に就任
Q.麺のこだわりについて教えてください
宮内:
私の考えは、自己満足ではなく、お客様に『それ、いいね!』と言って頂ける製品を形にすることです。
まずはお客様に要望を伺い、既存の商品を提案します。
宮内:
それを食べてもらって『これいいね!』と、まとまることも多々ありますが、『ちょっと違う、もう少し柔らかさを出したい、細麺にしたい、太麺にしたい...』などお客様から細かい要望を受けることもあります。
既存の商品で品質の近い麺を提案し、それに対してお客様から出たご要望を粉や添加物、加水を変えるなどして試作を繰り返します。
自分で食べて、『これはおいしい!』という自己満足で終わるのではなく、お客様が『これでいこう!』と最終的に納得してOKをいただけるまで試作を繰り返し、製品を作り上げます。このような製品作りを心掛けています。



Q.日東富士製粉の製品についての印象を教えてください
宮内:
私が働き始めて約30年経過しますが、日東富士製粉さん(旧富士製粉)とは私の父の代からの長いお付き合いですね。今でこそ約300種類もの麺のラインナップを揃えていますが、当初は中華麺1種類のみでした。 その1つが日東富士製粉さん(旧富士製粉の小麦粉)でした。そこから様々な種類の麺を作り分けていく際に問屋さんや日東富士製粉さんの営業担当に相談しながら準強力粉でも違う種類の粉、強力粉、中力粉など様々な粉を試してきました。そういった意味で三河屋製麺が求める、ユーザーから求められる麺を様々な角度から作ることができたのは、日東富士製粉さんの製品及び営業担当のおかげかと思います。
その1つが日東富士製粉さん(旧富士製粉の小麦粉)でした。そこから様々な種類の麺を作り分けていく際に問屋さんや日東富士製粉さんの営業担当に相談しながら準強力粉でも違う種類の粉、強力粉、中力粉など様々な粉を試してきました。そういった意味で三河屋製麺が求める、ユーザーから求められる麺を様々な角度から作ることができたのは、日東富士製粉さんの製品及び営業担当のおかげかと思います。
Q.天壇について感想を教えてください
宮内:
まず粉と、麺にした際の色が非常にきれいですよね。
大島:
そうなんです、天壇に関してはとにかく白く、ホシを無くすということに拘りを持って開発・製造しており、我が社中華麺用粉ラインナップにおいても非常に神経を使って製造しております。
宮内:
それと、水の吸収が良いので多加水にも適しており、程よい粘弾性を感じました。また、この灰分値(当社規格0.29%基準)の割にコシがあり、時間が経っても比較的コシが残るという印象を受けました。
大島:
おっしゃる通り、天壇は粘弾性が特徴で、硬い麺に仕上がるわけではなく、もっちりとした粘弾性が程よいコシに繋がっていると思います。
宮内:
以前、ワンタン皮を試作した際に天壇鉑を触りましたが、天壇鉑は生地の伸展性が良かったですね。
大島:
天壇鉑は、天壇の良さを生かしつつ、餃子やワンタン系の皮用専用粉として商品化した商品で、生地の伸展性を良くするにはどういう配合にすべきかを試行錯誤を重ねて作り上げた商品です。
宮内:
なるほど。天壇シリーズという事で、天壇の特徴を生かしつつ更に商品に特化して開発したのですね、参考になりました。今後の製品開発に生かしていきます。

店舗情報

- 株式会社 三河屋製麺 本社工場
- 〒203-0042
- 東京都東久留米市八幡町 1-9-26
- TEL:042-470-7630
- HP :https://www.mikawayaseimen.com/





製麺会社から始まった珍來だからこそ、昔から麺にこだわり、最高級の中華麺用粉である「天壇」を使い続けてきた。
生卵を配合すると、天壇の色の白さと相まって
発色の良い麺になる。
麺の食感においても、天壇の特徴である
「つるつる」「しこしこ」とした麺に仕上がる。
多加水麺という言葉が増えてきたが、当社(珍來)は昭和5年から100年近く多加水麺を作り続けている。天壇は吸水性が良く、多加水にすることで天壇の特徴である、滑らかな中華麺に仕上がる。
中華麺は少し黄色味をおびていた方が食欲をそそる。珍來の麺は、色粉(粉末状にした卵)を使わず、生卵で作る製法にこだわっているが、天壇と生卵の相性が非常に良い点も天壇を使い続けている理由の一つだ。
天壇の唯一無二の白さが卵の黄色味を引き立て、粉末状にした卵を使わずとも、ちょうど良い色合いになる。麺の食感に関しても、つるつる感、シコ感が出て、コシの強い麺となる。製品が安定している点が天壇を使い続ける一番の理由だ。引き続き良い商品を作って欲しい。


店舗情報

- 株式会社 珍來総本店
- 〒340-0015
- 埼玉県草加市高砂2-7-10
- TEL:048-925-9928
- HP :https://www.chinrai.co.jp/